私が「金の腐葉土」をお勧めする理由

私どもの業界(園芸用の土を扱っている)は、意外とまだ歴史が浅く、まだ30年強ぐらいなんです。 少し驚かれたと思います。
私がこの業界に携わって約25〜6年になります。 ですから腐葉土というものが最初に売り出されたのは30年ぐらい前で、一般の人の目に触れだしたのはここ20年前ぐらい前、ホームセンター等が 園芸ガーデニング部門に力を入れだした頃からだと思います。

初めは私も落葉の時期になると地元の山に入り、ドンゴロスの麻袋を片手に朝から晩まで枯れ葉を取ってました。
まずは落ち葉を取ろうと思う山の地主さんとの交渉から始まります。 なかなかウンっと言う地主さんは居ませんでしたが、まあ渋々ながらもOKしてくれたら作業開始です。

でもこの作業は大変で、山は傾斜があり木がおい茂っている、作業は冬場ですので寒風と時々雪も降る、トイレ、食事冬なのに虫が多くて顔中虫に刺されながらの作業・・・・ 当時私は20代前半でまだ若く、会社を立ち上げたばかりである意味必死でしたから出来ましたが、今はちょっとですね・・・・ 暫らくすると、私どもの為に腐葉土を取ってくれる人も見つかり、私どもの会社もだんだんお得意様に安定供給が出来てきました。

近県地元の園芸店やグリーンショップに納入する程度ならこのぐらいの量で良かったのです。 そうこうしてる内にホームセンター等が店舗拡張に走り出しそれにつれてガーデニング部門も増え続き、腐葉土の扱い量も何十倍にもなりました。

当然国内で取っててはとてもじゃなく間に合いません。 納入単価も下げられ、不毛の価格大競争です。 そこで私たちの業界は「東南アジア」「中国」に目を付け輸入しだしました。 人件費が安く、山もたくさんあります。

それよりもこの大変な作業をしてくれる人が何人もいます。 ただ中国・東南アジアから輸入した枯れ葉には、外来害虫がどうしても混入してます。 そのため検閲の段階で農薬を大量に入れ輸入します。

だから輸入したばかりの枯れ葉の入った袋を開きますと、農薬独特の嫌な臭いがします。 私どもはこういった品物は一切扱いません、というより、こういった怪しげな薬が混じった製品を扱う事により私の社員の健康が心配ですから。

ただ、時代です。廉価な「東南アジア」「中国」からの輸入によって、国内産はピーク時の四分の一程度に減り、それに連れて、腐葉土の枯れ葉集めの人達も「高齢化」とともに 減ってきました。 これからは「本物の国産腐葉土」というものもだんだん無くなってくると思います。

ただ私どもは、ずーっと私どものために長年大変な作業をしてくれ枯葉を取ってくれるおじさん・おばさんの為にも細々ながらも無くなるまで腐葉土を取り扱っていこうと思ってます。 私がネットで腐葉土を売ってるのも、この希少価値のある腐葉土をホームセンター・スーパー等の価格競争に巻き込ませたくないが為です。 私たちの思いが皆様のガーデニングライフに届けられたなら嬉しく思います。

 

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